バリ島の年末年始やお正月。 どんなお祝いするの・・・?!
*** Welcome to 2017 ***
来週はクリスマス。 そしてあっと言う間に年末を迎え、お正月です!! バリ島は年中暑いので、年末な気が全然しませんが・・・
今回は、バリ島の年末年始やお正月の過ごし方について、ご紹介したいと思います♪
日本では、イルミネーションが綺麗な時期ですね♡ 年越しそばやおせちでお正月を迎えて・・・ 少し早いですが、素敵なお正月をお迎えくださいませ。
↑ Please Click Here..!!
ブログランキングに参加しています。 1クリックお願い致します♡
バリ島の年末年始やお正月
インドネシアの中でもバリ島の宗教は独特で、80%以上の方々がバリ・ヒンドゥー教を信仰しています。 その為、クリスマスやお正月に特別なお祝いやセレモニーは特に行いません。
ただ、年越しをバリ島で過ごす観光客も多いので、近年はお祝いムードに包まれています。
ビーチサイドでは、毎年数千本の手持ち打ち上げ花火が上がり、友人や家族が集まってお酒を飲みかわし、BBQなどを楽しみます。 日本のような、年越しそばやおせちのように、この時期に必ず食べる名物料理などは特にありません。
神聖な静けさに包まれる、バリ島のお正月
バリ・ヒンドゥー教徒は「ウク暦」と「サカ暦」の2つの暦に従って生活しています。 サカ暦の新年にあたる ニュピ / Nyepi は、バリ・ヒンドゥー教徒にとって、最も重要な日 となります。
ニュピの日は、外出 / 労働 / 火 / 灯り / 電気の使用 / 殺生などが一切禁じられ、静かに瞑想して過ごすことが義務付けられています。
人口400万人、国内外から年間120万人の観光客を迎えているこの島が、1年に1日だけ祈って過ごす という、忙しい現代では大変珍しくユニークな行事です。
◆ ニュピの事をもっと知りたい方はコチラ ⇒ バリ島のニュピ & オゴオゴパレード
2017年のニュピは、3月28日。
ニュピでの禁止事項は、バリ島にいる全ての人々が対象となる為、外国人観光客やヒンドゥー教徒以外の人も必ず守らなければなりません。 バリ島内の会社や企業、レストランやお店だけでなく、デンパサール空港も閉鎖となります。
ちなみに、小さなお子様やお年寄りが居る場合は、事前に申請をして、窓から灯りが漏れないように目張りをすれば、少しの灯りは室内で使用出来ます。 また、家の敷地内や宿泊施設内であれば、部屋を出て庭やプールで遊ぶ事が可能です。
スパやレストランの営業をしているホテルもありますので、ホテル内にいる分には不自由はありません。
※ ただし、大声や大きな音楽を流すことは禁止されています。 ニュピ当日は、テレビやラジオも放送休止となります。
「ニュピ」って、どんな日・・・??
バリ島の人々は ニュピ のことを、天から降りてくる悪霊から隠れる為の1日だと信じています。 ここバリ島には、誰も住んでいませんよ・・・と思わせ、悪霊が退散するのを待つというのです。
悪霊退散のために欠かせないのが、ニュピの前日に行われる オゴオゴ と呼ばれるパレードです。 地域ごとに鬼をモチーフにした オゴオゴ を手作りし、大きな音を鳴らしながら、街中を練り歩きます。
悪霊は、この オゴオゴ に乗り移ると言われていて、パレードが終わったあとは、燃やされてしまいます。 各家庭では、鍋やカマを打ちならし、家に入り込んだ悪霊を追い出します。
朝~夕方まで、バリ島のあちこちでパレードが開催され、このパレ―ドを目当てに訪ねて来る観光客リピーターも、大勢いらっしゃいます。
パレードで盛大に悪霊退散を終えたあとは、静寂の ニュピ を迎え、世の中の平和を神に捧げるのです・・・
紙芝居のようなストーリーですが、バリ島では今でも信じ続けられている、伝統行事です。
外出禁止や灯りが使えないのは不便ですが、ニュピ当日にしか見られない、静かな夜に見上げる満天の星は、美しすぎて感激すること間違いなしです☆
ニュピ明けの朝は、一切の雑音が消え、聞こえるのは鳥の声と風の音だけ・・・ 世界に、自分一人しか居ないような、不思議な気分になります。
ニュピを終えたバリ島の空気は、排気ガスを取り去り、清々しい新しい年の出発となるのです。
世界中でもなかなか体験することが出来ない神秘的なセレモニーですので、興味のある方は、是非お越し下さいませ。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
Copyright © ゴーゴーバリ! All rights reserved.
この記事へのコメントはありません。