バリ島のニュピ & オゴオゴパレード (2016年3月8 / 9日)
1年に1度訪れる、バリ・ヒンドゥー教にとって大切な行事の1つ、「ニュピ / NYEPI」 のお知らせです。 2016年は、3月9日に行われます。
世界でも珍しい、とても神秘的でユニークな行事なんですが、バリ島にいる全ての人々が対象となる為、観光でお越しの方も、是非ご考慮下さいませ。
バリ・ヒンドゥー教徒は、「ウク暦」 と 「サカ暦」 の2つの暦に従って生活しています。 「ニュピ」 は、その 「サカ暦」 の新年にあたり、バリ・ヒンドゥー教徒にとって、最も需要な日となります。
「ニュピ」 当日は、外出 / 労働 / 火 / 灯り / 電気の使用 / 殺生などが、24時間一切禁じられます。 この日は、自分の欲望や雑念を捨て、静かに瞑想をして過ごすんだそうです。 (日の出~翌日の日の出まで)
例外として、警察や地域の偉い方々は外で見回りをしていて、部屋の灯りが付いていたら厳重注意されます。 もし外出している所が見つかれば、外国人であっても罰金が科せられるほどです。
バリ・ヒンドゥー教の神聖な行事の為、空港も閉鎖となります。 今年は、インドネシアで観測出来る、28年振りの貴重な皆既日食とも日にちが重なっていますが、国内線の乗り継ぎも出来ませんので要注意です!!
◆ 皆既日食についての詳細は、コチラ → 【イベント情報】 皆既日食まで、あと1ヶ月!! インドネシアでは、28年振りの天体ショー☆
この 「ニュピ」 を簡単に説明すると、天から降りてくる悪霊から、隠れる為の1日なんだそうです。 ここ (バリ島) には、誰も住んでいませんよ・・・ と思わせ、悪霊が退散するのを待つのです。
悪霊退散のために欠かせないのが、「ニュピ」 前日 (今年は 3月8日) に行われる 「オゴオゴ」 のパレードです。 地域ごとに、鬼をモチーフにした 「オゴオゴ」 を手作りし、大きな音を鳴らしながら、街中を練り歩きます。
悪霊は、この 「オゴオゴ」 に乗り移ると言われていて、パレードが終わったあとは、燃やされてしまいます。
朝~夕方まで、バリ島のあちこちでパレードが開催されていますので、この時期にバリ島に滞在される方は、是非ご覧になってみて下さい!! 「オゴオゴ」を目当てに来られるリピーターの方も、大勢いらっしゃいます♪
パレードで盛大に悪霊退散を終えたあとは、静寂の 「ニュピ」 を迎え、世の中の平和を神に捧げるのです*
紙芝居のようなストーリーですが、バリ島では今でも信じ、続けられている、伝統的な行事です。
外出禁止や灯りが使えないのは不便ですが、興味のある方は、バリ島らしい神秘的な 「ニュピ」 を経験されてみてはいかがでしょうか・・・?? 「ニュピ」 当日にしか見られない、静かな夜に見上げる満天の星は、美しすぎて感激すること間違いなしです☆
ちなみに・・・
*小さなお子様やお年寄りが居る場合は、事前に申請をして、窓から灯りが漏れないように目張りをした上で、少しの灯りは室内で使用出来ます。
*家や、滞在中のホテルの ” 敷地内 ” は、自由に出入りが可能です。 (※ 灯りが漏れる為、ホテル内のプールやレストランは早めに閉まります)
*オゴオゴパレードは、17:00~21:00頃まで行われます。 場所によっては交通規制がありますので、お出かけの際はご注意下さい。
「ニュピ」 を初めて体験したときは、凄く感動したのを覚えています*
シーンと静まり返った夜に見上げる満天の星や、「ニュピ」 明けの朝は、一切の雑音が消え、聞こえるのは鳥の声と風の音だけ・・・ 世界に、自分一人しか居ないような、不思議な気分になりました。
世界中でもなかなか体験することが出来ない、神秘的なセレモニーです。
※「ニュピ」 当日は、GoGo BALI も休業となります。 お問い合わせの返信や、ご予約の手配が出来かねますので、予めご了承下さいますよう、お願い致します。
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2016年 3月 07日
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