避難勧告から1週間が経過・・・　現在の様子と最新ニュース

バリ島の最高峰となる 「アグン山」 ですが、1週間ほど前から火山の活動が活性化し、現在の 警戒レベルは ４ (最高危険レベル) となっております。
山頂から、9～12キロ圏内の区域への立ち入りが禁止されており、13万人近くの周辺住民が避難している状態です。　立ち入り禁止区域では、火山性地震も継続的に発生しております。
9月27日には、アグン山の火口から50メートルの煙が出たことが確認されていますが、煙の原因などは不明のままです。

今後、噴火が起きるのか、その規模はどのくらいの大きさなのか・・・　又は、このまま鎮静化して落ち着いていくのか・・・　自然災害の為、答えは神様しか分かりません。
私達に出来ることは、一日も早く皆が平穏に暮らせる日が戻ることを祈るばかりですが、どうぞこういった時こそ誤った噂や情報に惑わされず、正しい情報を皆様に知って頂ければ幸いです。

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危険地区 (要避難地区) の地図

距離感の参考になるように、今回の火山活動によって避難勧告の出ている区域を、下記の地図よりご確認下さい。

地図上の赤色を示す箇所が、現在最も危険であると言われており、火山性地震も頻発に発生しているエリアです。　その次が黄色、緑色の順となります。
地図中心にあるのが 「アグン山」 で、左手の湖 (地図上で バンリ県 と書かれた場所) は、キンタマーニ地区のバトゥール湖となります。　しかし、キンタマーニ地区は危険区域には入っておりません。

デンパサール空港からアグン山までの距離は、約70キロ (日本の場合、東京～熱海間) となります。　ウブド地区からアグン山までは、約50キロ と、かなりの距離があります。
私が住む空港近くのクタ地区では、今回の火山活動の影響や、地震を感じたことはありません。　南部のビーチエリアやウブド地区など、観光地はいつもと変わらぬ毎日です。

観光でお越しの方々は、クタ / スミニャック / ジンバラン / ヌサドゥア / スミニャック / サヌールなど南部のビーチエリアか、ウブド地区に滞在されることが多く、危険区域を訪れる機会は滅多にないと言えます。
2日前に日本からバリ島に戻ってきましたが、飛行機も空港も通常運行していましたので、現在の所は大きな問題は無さそうです。
今後の火山活動によって状況は日々変わると思いますので、最新情報が入り次第、随時お伝えしていきたいと思っております。

万が一の時、国の対応は・・・？

このまま鎮静化されることを願うばかりですが、万が一デンパサール空港が閉鎖になった場合は、国がバスを約300台用意し、ロンボク島のプラヤ空港 / 東ジャワ島のバニュワンギ空港 / 中部ジャワ島のスラバヤ空港まで、搭乗予定者を運ぶ予定を立てております。
隣のジャワ島までは、バリ島からフェリーが30分に1本運行されており、そこからスラバヤやジャカルタを経由すれば、シンガポールや日本行きの便に乗ることが可能となります。
バスへの乗車については、航空会社主導で振り分けられるそうですが、海路で代替空港に行く計画をしております。

GoGo BALI では万が一に備え、緊急回線の増設や、総領事館 / 病院 / 警察などの連絡先の再確認を行っております。　また、GoGo BALI をご利用頂く方には、どんな場合でも最善を尽くします。

アグン山とは・・・

バリ島の最高峰となる山で、標高は 3,142m となり、最も神聖な山として崇められています。　54年前となる、1963年に噴火が起きました。　山の南斜面には、バリ島で最も重要な母なる寺院、ブサキ寺院 があります。

日本もインドネシアも、共に島国であり火山国です。　火山があることで湧き水を生み出し、火山灰を含む土は農作物にも最適なんだそうです。
自然災害は悪いことばかりではありませんが、今は被害を受けている方や、避難所生活をしている方々が一番心配です。
日本には、100以上の活火山があり、近年は噴火活動も活発だと言われています。　様々な情報に惑わされず、出来る限りの準備をしておくしかありません。

避難所への義援金や物品の寄付について

バリ島にある日本人会では、義援金や物品の寄付を集め、少しでも力になれるように活動をしています。　皆様の温かいご支援やご協力を、継続的にお願い致します。
赤ちゃん用品、妊婦用品、枕、毛布、食料品などが特に必要とされています。
ご家庭で不要になった物でも結構ですので、日本人会の事務局までお届下さいませ。

◆ 日本人会への連絡先 ⇒ jimukyoku@japanclubbali.org

ジョコウィ大統領も、避難所を訪問しました。

GoGo BALI で、現在催行を中止しているツアー

① ブサキ寺院を含むツアー
② トゥランベン、アメッドでのシュノーケリングツアー (パダンバイへ変更)
③ ランプヤン寺院を含むツアー
④ トラガワジャ川でのラフティングツアー

上記の他、一部ツアー内容を変更する場合もございますが、何卒ご了承下さいませ。

バリ島旅行を計画中の方々にお願い

海外渡航前には万一に備え、家族や友人等に、日程や渡航先での連絡先を伝えておいてください。
また、3ヶ月以上滞在する方は、大使館 又は 総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう、必ず在留届を提出してください。　(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html)

在デンパサール日本国総領事館　Konsulat Jenderal Jepang di Denpasar

Location： Jl.Raya Puputan No.170, Renon, Denpasar, Bali, Indonesia
Tel： (+62) 0361-227628
Fax： (+62) 0361-265066
e-mail： denpasar@dp.mofa.go.jp
Web： http://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
休館日： 土、日、休日
開館時間： 08:30～12:00、13:30～16:00

火山噴火は自然災害の為、人間の力では止めることが出来ません。
どうか被害が少なく、一日でも早く平和に過ごせる日が訪れますように、
心から願いましょう・・・

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