2018年度 バリ島の新年「ニュピ」は、3月17日(土) ~おすすめの過ごし方~
気が早いですが、2018年度のニュピは、3月17日 (土) です!!
毎年ニュピの季節が近づくと、バリ島内はソワソワした雰囲気に包まれます。
ニュピは、バリ島の新年を祝う大切な日なので、各家庭ではセレモニーの準備に追われ、各町会ではオゴオゴと呼ばれる悪霊退散の為のオブジェを手作りします。
GoGo BALI でも、ニュピについては何度もご紹介していますが、実際、旅行者がどのようにニュピの1日を過ごしたらいいか分からない方も多いのでは・・・? と思い、在住者が教える、おすすめの過ごし方をご紹介しようと思います*
◆ ニュピってどんな日…? という方は、コチラをご参照下さい ⇒ バリ島のニュピ & オゴオゴパレード
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バリ島の新年「ニュピ」は、世界的にも大変ユニークで珍しい1日です。 そして新年の日にちは、バリ・ヒンドゥー教の「ウク暦」と「サカ暦」によって決められる為、毎年日付けが変わります。
2017年度は3月28日 (火) でしたが、2018年度は3月17日 (土) となります。
※ バリ島の新年「ニュピ」当日の禁止事項 ※
1.1日中、灯りや電気を使わないこと
2.1日中、労働や活動をしないこと
3.1日中、外出をしないこと
4.1日中、宴会など賑やかな行為をしないこと
日本では考えられない禁止事項の数々ですが、ニュピの当日は デンパサール空港も閉鎖 され、旅行者もこの禁止事項を守らなければいけません。
1日中灯りが使えない為、夜はシーンとした真っ暗な世界に、天の川や流れ星がくっきりと肉眼で確認出来るほど、満天の星が輝きます。 そして、日頃バイクや車の交通量が多いバリ島ですが、ニュピの翌日は空気が驚くほど澄んでいるのです。
ニュピの夜がどのぐらい暗くなるかというと、ジンバラン地区から100キロ離れた、ジャワ島にあるバニュワンギ港の灯りが肉眼で見えるほど!!! (※ ジャワ島はヒンドゥ―教ではない為、ニュピの禁止事項を守る必要はないのです)
本当の所はどうなってるの・・・??【 よくあるご質問 】
Q. ニュピの日は、本当に外出が出来ないのですか?
A. 外出は出来ません。 ただし、ホテルや家の 敷地内 は出歩くことが出来ます。 敷地内にプールがある場合は、プールで遊ぶことも可能です。
ホテルに併設された、スパやフィットネスジムなどを利用することも可能です。
Q. ニュピの日は、本当に灯りや電気の使用が出来ないのですか?
A. 本来は1日中禁止となりますが、昼間は少し例外 です。 キッチン付きのヴィラの場合はお料理が出来るし、小さな音でテレビを見たり音楽を聞いたりすることが出来ます。
ただし、夕方から夜明けまでは、灯りの使用は全面禁止 となります。 宿泊施設にもよりますが、小さなお子様やお年寄りが居る場合、またどうしても灯りが必要になった場合は、お部屋内の小さな電気 又は ロウソクの灯りは使用が可能です。
※ 基本的に、電気はいつでも付くようになっていますが、この日は個々にバリ・ヒンドゥー教への敬意を表して、灯りはなるべく使わないように心掛けて頂きたいです。
Q. 食事はどうすればいいか?
A. ホテルに宿泊される場合は、ニュピ当日でもルームサービスやレストランのご利用が可能です。 ただし、通常よりも早く営業が終了する場合や、ホテルによってはご利用頂けない場合がございます。
レストランの利用が出来ない場合は、事前にご自身で食べ物や飲み物をご用意されることをオススメ致します。 (パンやカップ麺など)
キッチン付きのヴィラの場合は、夕方までに料理を済ませておくと良いですね。
Q. 外出するとどうなりますか?
A. 各町会の代表者が町を見回っています。 もし外出している所を目撃された場合には、厳重注意 又は 罰金などが科されます。
Q. デンパサール空港を乗り継ぎで使用することは可能ですか?
A. ニュピの1日は、デンパサール空港が全面クローズとなる為、乗り継ぎでのご利用も出来ません。
Q. ニュピが終わるのは何時ですか?
A. 真っ暗な夜が明けるまでです。 時間は正確には決まっていませんが、うっすらと空が明るくなってきた明け方の5時くらいが目安です。
Q. ニュピ前日のオゴオゴパレードは、どこに行ったら見れますか?
A. パレードは、バリ島の各地で行われています。 パレードの会場から近くのホテルに宿泊したい場合は、お気軽にお問い合わせ下さい。
Q. オゴオゴパレードは、旅行者でも見学が可能ですか?
A. 見学は誰でも可能です。 ただし、パレードの為に交通規制がかかり、各所で車やバイクが通行止めになります。
ホテル選びに際し、なるべくパレードが行われる場所まで徒歩で行ける立地を選ぶといいと思います。 また、大変な混雑となりますので、貴重品などの所持には充分お気を付け下さいませ。
~ニュピの過ごし方~ 女子旅編
ニュピをどのように過ごすか、私の今年の例をご紹介したいと思います。 友人グループで過ごす場合は、是非参考にして下さい*
カップルやご家族の場合は、お菓子や飲み物を用意し、プール付きのホテルを選べば退屈しないで済むと思います!!
2017年のニュピ、私は女子4人で過ごしました。
ニュピ前日のオゴオゴパレードを見る為、パレードが行われるスミニャック通り沿いにある、2ベッドルームを完備しているヴィラに宿泊。
チェックイン後は、ヴィラ近くにある大型スーパー (ビンタンマーケット) にて、食料や飲み物を購入しました。
ちなみにスミニャック通りは、午後14時頃から車の通行が禁止となっていました。 バイクは通れます。
夕方から、オゴオゴパレードが行われる場所まで徒歩で行き、パレードを見学。 地元の方や観光客も大勢集まっていました!!
◆ オゴオゴパレードの様子はコチラ ⇒ ニュピの風物詩【オゴオゴ (Ogoh Ogoh) コレクション 2017】
パレードを見学した後は、ヴィラに戻り夕食を作り、夜遅くまで女子トークに花を咲かせました♪
・・・と、ここまではニュピの禁止事項を守る必要はありません。 翌朝目覚めた瞬間 (夜明け) から、ニュピの1日の始まりです。
今回はヴィラに宿泊したので、共用プールでは既に子供たちが大騒ぎしていましたが、外出禁止の為、バイクの音や街の喧噪は聞こえません。
私達はヴィラ内のキッチンで朝食を作り、プールで遊び、昼寝や読書をして過ごしました。
そして、夕方からは電気が使えなくなるので、明るい午後のうちから夕食の準備です。
あっと言う間に日が暮れて、辺りが暗くなっていき、ろうそくの灯りの中で夕食を頂きました。
そして夕食後はプール脇のサンデッキに寝転び、満天の星空を眺めました。
真っ暗で、日常の騒音が消えた静かな空間の中で見上げる星空が、どのくらい美しいか・・・ 想像出来ますか?
ニュピの夜の星空は、世界中で見る星空の中で、きっと1番美しい!!
・・・このくらい大袈裟に言っても過言ではないほど、本当に美しいんです! そして、何とも言えない神秘的な雰囲気があり、心が洗われていくような気持ちになれるのです。
そしてニュピが終わった、翌朝の清々しさも最高です。 丸1日バイクや車が走らないので、翌朝は驚くほど空気が澄んでいます。
皆が、スッキリと前向きな気持ちで新年を迎えられる、素晴らしいバリ島の新年「ニュピ」なのです*
是非、来年のニュピは、バリ島へお越し下さいませ!!
★満天の星空は、一見の価値ありです★
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