弊社には、100名近くの日本語を話すガイド (95% がバリ島出身) が居るんですが、先日、日本人とバリ人の 「感覚の違い」 について、面白い話を聞きました。
私はこれを聞いて、何だか感動してしまったくらいです・・・
こちらは親切にしたつもりでも、受け取る側にはそれが親切ではない場合もありますよね?
ましてや、日本とバリ島なんて、国も違えば育った環境や人との付き合い方は、かなり大きく違うように思います。
皆さんにも、バリ島の人々との 「感覚の違い」 や 「親切心」 について考えて欲しいと思い、ご紹介することにしました*
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高級ホテルでの豪華ディナー。 誰もが喜ぶと思っていませんか?
私がもし、お客様から高級ディナーのお誘いを受けたら、即答で 「YES」 と言うでしょう。 (笑) そして、豪華で美味しいお料理を頂き、きっと幸せな気分になります。
でも、バリ人を高級ディナーに誘ったら、果たして喜ぶでしょうか・・・?
答えは、「NO」 の方が圧倒的に多いのです。
これは、かなり昔の話だそうですが、弊社のあるガイドが、アヤナリゾートに1人で宿泊している女性のお客様 (以下 A子さん) から、ディナーのお誘いを受けました。
A子さんは、過去に4回バリ島に来ていて、これまでに色々な旅行会社を利用してきましたが、この時に初めて弊社を利用されました。
A子さんは、毎回1人でバリ島旅行を楽しまれており、旅行中に、必ず一度はお世話になったガイドを誘って、高級ディナーを一緒に食べることを習慣にしていたんだそうです。
しかし弊社のガイドは、そのお誘いを丁重にお断りしました。
何度かのやり取りのあと、A子さんはついに怒り出し、「こんな一流ホテルで食事が出来るのは、あなたにとって一生に一度あるか分からないのに、どうして断るの?!」 と言ってきたそうです。 ⇐ ・・・これ、めちゃくちゃ失礼な言い方ですよね。 (怒)
確かに、そのガイドは裕福な暮らしはしていないし、ホテルでの食事なんて、これまでにも経験したことはありません。 でも、ガイドはA子さんに言いました。
「僕が世界で一番美味しいと思う料理は、バナナの葉を綺麗に洗って干したお皿に、白いご飯と1~2種類のおかずを入れて手で食べること。 これが僕にとって、最高に美味しい食事なのです。 大理石のテーブルにクロスを敷いて、ナイフやフォークで食べる料理は、僕にとっては嬉しいお誘いではない。」 ・・・と。
それを聞いた彼女は、それまでの勢いが無くなり、思いやりのない誘いをしたことを謝ってきたんだそうです。
A子さんとしては、贅沢な食事をしてもらうことは、感謝の意味もあったでしょうし、優しさだったことに違いはないと思うのです。
でも、子供の手を引いて大人が歩いている時、子供が何か言ったら、大人はしゃがんで話しを聞きますよね? つまり、目線を子供と同じ高さにして、子供の言うことを聞いてあげますよね。
やはり相手の立場になって考えるということは、どんな状況でも必要であり、思いやりに繋がるのだと思うのです。
この高級ディナーの話もそうですが、日本人が思う 「贅沢」 は、決してバリ人の 「贅沢」 と同じではないのです。
バリ島は、世界中から観光客が訪れる場所ですが、バリ人にはバリ人の暮らしがあって、スタイルがあって、思考があります。 そして、基本的にはシャイな気質だとも思います。
このガイドも、バナナの葉っぱが良いとか言いながら、本当はナイフとフォークの使い方が分からないから、恥ずかしかったんだ・・・ って言っていましたし。 (笑)
お世話になったガイドや、現地の友人に、喜んでくれるだろうと思ってやることは、相手は本当に望んでいることなのかどうか、一度考えてみるといいかもしれませんね。
面白い話が聞けて、私もローカルの友達との付き合いを見直す、良い機会となりました♪
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