【GoGo!! バリ新聞】ビンタンビールとハイネケンには、なぜ同じ星マーク??
バリ島と言えば・・・★ビンタンビール★
軽い喉越しと、スッキリとした味わいが特徴で、最近ではレモンやグレープフルーツ味も登場している、インドネシアを代表するアルコール飲料です*
「ビンタン」とは、インドネシア語で「星」を意味するように、ラベルには赤い星マークが書かれています。 そういえば、オランダの ハイネケン にも星マークがあるな・・・?と気付いた方は居ませんか?
違う製品なのに、2つに共通する「星マーク」には、どんな関係があるのでしょうか・・・?!
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ビンタンビール VS ハイネケン
「星」の謎を解く鍵は、インドネシアがオランダの植民地だった時代にありました。
その昔、インドネシアには長期間かけて輸入したビールしかなく、品質は最悪でした。 そこで政府は、東ジャワ州のスラバヤにビール工場を建てました。 その工場で、1936年から製造を監督したのが、オランダの老舗 ハイネケン社でした。 その後ハイネケン社は自社で生産し、市場を独占するようになったのです。
1957年、当時のスカルノ政権はオランダ政府と対立を深めていた為、オランダが残した全資産は、強制的にインドネシアから没収されることになります。 その中には、ハイネケン社のビール工場も含まれていた為、インドネシアからの撤去を余儀なくされました。
生産設備と現地の従業員はそのまま残りましたが、技術指導が出来なくなった工場からは、ハイネケンの名前でビールを売ることが禁じられました。
そこで生まれたのが、インドネシア独自のビール、★ビンタンビール★ なのです!!!
なぜ、「ビンタン」の名が付いたのか・・・??
それは、インドネシア人たちが昔からビールを注文する際、ハイネケンのラベルにある赤い「星マーク」にちなんで、インドネシア語で「星」を意味する「ビンタン」の愛称で注文していたことが由来だそうです。
インドネシア人にとっては、星マーク=ビール だった為、ハイネケンのイメージを受け継いで、独自で造られた新ビールの名前も「ビンタン」になったそうです。
1967年、インドネシアがスハルト政権の新体制になった頃、ハイネケン社はインドネシアに再参入しました。
しかし、その頃には「ビンタン」の名前が既に定着していた為、ハイネケン と ビンタンビール の2種類のビールが売られるようになったんだそうです。
そして現在も、同じ工場で ハイネケン と ビンタンビール は製造されているんだそうです!!
ハイネケンは普段飲む機会がありませんが、味はビンタンビールに似ているのかな?? 気になるので、早速今夜飲み比べてみます♪
ビンタンビールから学ぶインドネシアの歴史、少しでも参考になりましたでしょうか・・・?!
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